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ひとまず、ひとくぎり の巻
こん、にち、は。




2日間の延長をしましたが、本日で作家のひきだし展が終了でございます。

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全国の木工だとか、金工だとか、ガラス、漆・・・などなど色んな作家さんに体当たりで参加していただいた今回の展覧会。



さる1月15日には作家×地元若手職人×高岡クラフトコンペ審査員×クラフト関係者のみなさんで大懇親会(もう、もはや大宴会でした・・・・)もやってみました。



作り手、売り手、企画側の現場の声をみんなから聞かせてもらったり、なんでもない話で盛り上がったり、おいしいもの食べて、おいしいお酒飲んで、



楽しい、



楽しい夜でした。



今年、作家のひきだし展の親元(おやもと)となった『高岡クラフトコンペ』は、僕は募集要綱や図録デザインなどでも関わらせていただいたので、企画段階から色々お話の場には参加させていただいたことは前回のブログでもサラサラッと書きました。



きっと、全国のどういう催し物もそうだと思うけど、毎年終わった直後の「もっとできた」とか「こうすればもっと良くなるぞ!」という、アツいアツい思い。



打ち上げや懇親会等で盛り上がっている時のあの「明日からでも次回のこと考えようぜ!!」という思いは、いつの世もどこの場所でも、お酒の酔いとともに大概の場合は覚めていってしまいまうものなんですよ。



そうならないためにも、毎回同じことを繰り返さない(ちゃんと進歩できるようにという意味で)様にする為、少しでも記録として文字や写真で色んな場所に残していかなくちゃだめや。



話は少し飛びますが、クラフトコンペ、今回新規で応募して見事一発で受賞したガラス作家の松野さんと懇親会の次の日お話しさせてもらいました。



今回、数あるコンペの中で高岡クラフトコンペを選んだ理由のまず一つ目は、「高岡クラフトコンペは、作品を売ってくれそうだから」とおっしゃっていました。




やっぱりだ。



地元で集めて地元で消費しているこのシステムは作家にとっても面白く映ってくれています。



保守的だの、ケチだのといわれる富山県、特に高岡市という小さな地方都市で、こんなにも斬新な作品達のキャプションに次々に赤シールがついていく臨場感!この街の人たちは24年間作家の作品を買い続けているのです!これが何と言っても凄い。



そして出品していただけたもう一つの理由は、「応募要綱が今年一気に変わったから、何か新しいものを期待した」みたいです。嬉しいことです。



同じくブルーボウルで受賞した金工作家の堀さんも応募要綱について「大阪の連中の間で凄く話題になってたよ」と言ってくれました。やはり、賛否両論ありますでしょうが、攻めの体制をとってみて間違いはなかったのかもしれませんよ。



作家さんたちの間にも、それを取り巻く環境で仕事をする人たちの中にも、人が言う程変わらないものもあれば、やっぱりうねるように時代とともに変わってくるものもある世の中で、少しずつ、少しずつ何かが起こり始めているような・・・・・




そんな大それたものじゃないか。




でも



でも、



攻撃は、最大の防御なのです。



深読みして、手を休めちゃいけない。



これからも、高岡っていうこの小さくて濃い血を広く広く巡らせていかなくちゃ。




そんな、大それたものなのです。



きっと。



と、いうことで、クラフトコンペ関係者の皆様、本当に今回はおつかれさまでした。



また、チカラになれる限り一緒に盛り上げていきたいと、心底思いながら、久々のブログということでした。



写真は、その懇親会の時の3次会で撮影したやつです。


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みんな、高岡の『T』!


完全に無茶ぶったな、僕。よよよ・・・
では。
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by geibungallery | 2011-01-23 15:51 | 日報
全国の、モノづくりに携わる皆さんへ向け制作した一冊 の巻
まいど、こんにちは!





今日は作品そのものではなくて、高岡クラフト展会場や芸ギャラでも販売している、コンペ自体の図録についてです。



今回の図録は、ありがたいことに僕がアートディレクターとして関わらせてもらい、デザインや内容、全体の作りに至るまで相談させてもらいました。



しかし今日は、デザインについてではなく、今回の図録が今までの高岡クラフトコンペ図録と大きく変わった点についてお話ししましょう。



まずは図録というモノ自体を知っておりますでしょうか。美術館等の「展覧会に行くと売店で売ってたり、途中のソファーに置いてあったりするやつ、アレです!


その展覧会に出品された全ての作品を写真で網羅し、技法、サイズ等が事細かに記録されています。

つまり、高岡クラフトコンペも含め、これまでの図録そのものが持つ機能は『記録』としての冊子でした。







なんと今回、大胆にもそこに大変革をもたらせましたよ、わたくしたち。


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始まってからの序章は審査員や実行委員会たちが実際審査中に交わした審査基準についての会話をライブリポート。

そして各受賞作品には全て今回の審査員達に、受賞に至った経緯や背景、作品についてのコメント等を書いていただきました。

さらに、同じく審査員で、Casa BRUTUSの亀井編集長には、世界から見た高岡のクラフトについてエッセイも寄せていただきました。


芸ギャラツイッターでもサクッと書いたように、今回は、冊子自体がクラフト批評の場になっていて、いま僕たちが抱える『クラフト』という言葉の意味そのものから真正面に立ち向かい、そもそもクラフトとは何なのか、その中で高岡という地域がコンペを開催してきた意味、これから開催していく責任等が、熱く語られています。


美術と違い、デザインやクラフトは、批評がない分確固たる善し悪しだけでなく、その価値基準すら個人レベルでの判断に委ねられているのが現状で、それこそが昨今の曖昧なものづくりが乱立する根源ではないだろうかとも思います。


好きなら好き、嫌いなら嫌い。もちろんそれでいい、ただ、その先その根っこにあるものを考えて指し示す人たちや軸がないと、何もかもただの流行どまりで終わってしまう。




実は、マニアックな話ですが、本年度の高岡クラフトコンペティションは、「ファクトリークラフト部門」「コンテンポラトリー部門」と、グランプリ作品を2つ選出するという方法をとりました。
全く違う価値観のものが同じグランプリのステージとして扱われるということに対しての議論は、クラフトコンペ実行委員会内だけではなく審査員たちの間でも散々交わされました。

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「グランプリをブラすというのは主催者側、そして作家自身を甘やかすことになる可能性がある」という意見の反面「しかしながら、今の今までずっとそこたらじゅうで曖昧に使われてきた〔クラフト〕という言葉には〔ファクトリー〕そして〔コンテンポラリー〕という性格が存在するということを今回ドンと名言するということに自体には大変意義がある」という意見もいただきました。






今まで審査員任せの判断であったコンペに、「このような基準のもとジャッジをしてください」と、思い切って一石を投じました。


そして色々試行錯誤したあげく、結局今回のグランプリの片方は『該当者無し』という結果に終わりました。



該当者無し。






この該当者無しというページを、今回あえて白紙のページで作らせていただいたのも、前代未聞なポイントのうちのひとつです。


選べなかったのではなく、審査員が『選ばなかった』という無言のメッセージを、全国のクラフトマン達に届けるべく、この冊子があると言っても良い。


あのページに来年、誰が、どんな作品をぶち込んで、将来のものづくりに大変革をもたらしてくれるのか。そんな布石をご用意した一冊。







2,500円!是非お買い求めください!!!



じゃ、今日はこれで。
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by geibungallery | 2011-01-09 19:57 | 日報
クラフトと町歩き の巻
こんにちは、芸ギャラです!





作家のひきだし展4日目。





今日も沢山のお客さんが遊びにきてくれた模様。



現在、この芸ギャラは高岡クラフトウィークの期間中限定のスタンプラリー7カ所のうちの一つとなっております。



高岡クラフト展本体である大和会場や、お友達の金屋町金属工芸工房かんかなどを巡ってスタンプを集めると、なんと抽選で1名様にiPadが当たったり、高岡の特産品が当たったりで、魅力満載の2週間となっています。




けど、けどね。



一目散にスタンプを押しにきて、押した後は脇目も振らず次のポイントへ急ぎ足のお客さんたちも中にはおられるわけです。別に、別に良いんですけどね。



初めて来る芸ギャラに興味を持たず、一目散に出て行っても。



あきらかに嘘だって判っているのに「知り合いの分です」とか言いながらスタンプカードを山ほど持ってくるおじさん達も(もひとつ言うと、知り合いの分を変わりに押すこと自体反則です)。





別に、それでいいなら良いですけど、なんだか、そういうのって悲しくないか?一種のウォーキングなのか??



汗水流して緻密な作業を毎日毎日暗闇の中で模索して、細い光をたどってきた作家達の絞り立ての一作。こんな素敵な出会いを無視してまで、抽選で一名のiPadが欲しいのかなぁ・・・・・



とか、思いながら、本日のブログを書いています。



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彦根さんの刺繍はこんなにも凄いし

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ハヤテの3次曲面は観ているだけで溜め息もの(賞賛)。

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須藤さんのグラスなんかほら、こんなところにちっちゃい太陽みたいな玉が入ってます!しかも3,150円!


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前川わとさんの一輪刺しは、積層した数色の土を削って、見たこと無い果実みたいです(ちなみに4,200円です)。



そんなこんなの作家のひきだし展。是非、ゆっくりとご観覧くださいね!
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by geibungallery | 2011-01-08 21:33 | 展覧会


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